キャリアコンサルティングを学ぶには避けて通れない、定番書。教科書でありバイブル。
キャリアカウンセリングのみならず、関連する法規制や公的機関、アセスメント手法まで、全てが網羅されている。
初めから通読する本というよりは、必要に応じて確認する辞書のような存在。国家資格としての重みを肌で感じることができる。
全体としてのボリュームは多いが、各章の内容は、必要な情報がコンパクトにまとめられており、大変便利。
おおむね理論や法律の列記と簡単な説明だが、ところどころに、著者のキャリアコンサルティングに対しての思いが溢れる部分がある。
キャリアコンサルタントという職業、そして国家資格化には、熱い思いの方々の尽力があったんだな、と感じさせてくれる。
一人一人に向き合いつつ、社会全体に対しても働きかけていこう、という姿勢が、端々に現れており、開くたびに身の引き締まる思いのする本である。
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