楠木はげまし事務所。主人公の立花ことりは励まし屋として働く。
いわゆるコーチだ。
悩みを聞くだけでなく、励まして行動できるようにするまでが仕事。
コーチする相手、クライアントは一癖ある人物たち。
ことりは、対面でコーチすることはなく、電話やメール、L I N Eでやりとりをする。
また、クライアントは必ずニックネームで呼ばなければならない。
限られた情報でやり取りする以上、クライアントも全てをさらけ出すわけではなく、小賢しい駆け引きをしてきたりもする。それでも、1つの悩みが解決に向かうにつれ、周辺の状況も整理されていくようだ。
どのエピソードも、決して大団円で終わることはなく、それがまた現実のほろ苦さと通ずるが、少なくともみんな、次のステージに向かうことには成功している。
対人支援に携わる人であれば、誰もが共感できるような作品。
キャリアコンサルタントも、個々のクライアントに対して求められているのはここまでの関与なのかもしれない。
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