【書評】キャリアコンサルタントになりたいと思ったらはじめに読む本(著:津田裕子)

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タイトルどおり、キャリアコンサルタントに「なりたい」と思った人に、まずは手にとってもらいたい本。

キャリアコンサルタント、という資格を知った瞬間から気になって仕方がないと思われるポイントが、読みやすくまとめられている。

見開き2ページに1トピックの形式でおおむね整えられ、リズムよく読み進められる。

初めての方が興味を持つであろう流れに沿って並べられており、あっという間に最後まで読み切ってしまい、その時には自分がやるべきことが明確に理解できている。

興味を持たれた方には、すぐにでも手にとって読んでいただきたいが、少しだけ内容の紹介を。

まずは、資格についての説明からスタート。キャリアコンサルタントとは何か、資格取得後の年収、取得に必要な費用など、はじめに知っておきたいと感じる情報をあっという間に知ることができる。

続いて、実際の業務について。学校領域・需給調整領域・企業領域の3分野から。

実際のキャリアコンサルタント8人について、それぞれの業務をコンパクトに紹介されている。1日のタイムスケジュールが添えられており、実際に働くイメージもつかみやすい。

また、キャリアコンサルタント試験の内容や難易度についての説明や、受験団体が2つあることにも触れられている。

最後の章は「合格した後のためにできる準備」。試験に合格はしたものの資格迷子に、とならないよう配慮されているところも、さすがキャリアコンサルタントだと思わせられる。

受験を迷っている方にとって、判断の材料をわかりやすく提供してくれる良書。

続編として「キャリアコンサルタントの仕事と将来性がわかる本」も出版されている。

そちらはキャリコンとして実際に活躍している方の事例が豊富に、一人当たりのページ数も多く使って紹介されている。キャリアコンサルタントの仕事についてさらに知りたい方は、そちらの本も手にとってみていただきたい。

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