「はじめに読む本」の著者が、キャリアコンサルタントの仕事内容についてもっと知りたい、という声に応えて作成した本。
キャリアコンサルタントのリアルがより伝わることを意図して作成されており、事例紹介での一人当たりのページ数が大幅に増え、キャリアコンサルタントの仕事内容がより詳細にイメージできる。
前著の出版以降、コロナの影響で働き方は大きく変化した。オンライン業務の一般化やA Iの導入も、新たな働き方への変化を加速させている。
令和の時代に活躍するキャリアコンサルタント像について、第一線のキャリアコンサルタントの方々の姿を知ることで、実際の現場の雰囲気を感じ取ることができそうだ。
ダブルワークも含め、独立して活動されている方の事例が多く取り上げられているのも本書の特徴だ。
ただ資格を取得したいだけでなく、キャリアコンサルタントとして本格的に活躍したいと考える方にとって、参考となるロールモデルが見つかるかもしれない。
最後の章では、「稼げるキャリアコンサルタントになるには」として、キャリアコンサルタントとしての専門知識とはまた違ったノウハウが、多く紹介されている。
ブランディング、事業計画書作成、小規模事業者持続化補助金の申請と幅広く提案されており、独立を考えている方にとっては、良い刺激になるのではないだろうか。
資格取得だけで満足せず、自ら活動の幅を広げていけるキャリアコンサルタントが、さらに増えていきそうだ。
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